初心者 が 登るべき山 は これだ!
初心者向けの山をまとめると
- コースタイム往復4時間以内。
- 1000メートル前後の低山。
- 整備された登山道やロープウェイ、ケーブルカーがある。
以上の条件がそろっている山は
高尾山(東京都)
筑波山(茨城県)
大山(神奈川県)
標高は高いが、ロープウェイなどを利用すると楽々登れる
草津白根山(群馬県)
霧ヶ峰・車山(長野県)
美ヶ原(長野県)
などがあります。
登山 の 難易度 に目安ってあるの?
勘違いしやすいですが、標高が高いからといって難しいわけではありません。
富士山は日本一の高さを誇りますが登山道が整備されて山小屋も多く比較的登りやすいです(体力は必要です)
難易度は『標高差』(スタートからゴールまでの高さ)が影響します。
スタート地点の地形によっても異なり、ロープウェイで8合目へ行ける山もあれば、1合目から頂上まで歩いて登らないといけない場合もあります。
山を登るときは、ルートの違いによる標高差や難所の有無、目安となるコースタイムを考慮して登山計画を立てましょう。
一度山を登ると自分の体力がわかり、具体的な計画を立てられるようになります。
難しいことはわからない! とにかく山に登りたい! そんな方は専門店の店員に話を聞いたり、旅行会社が主催する体験ツアーに参加してみるのもいいでしょう。
ガイドさんが一緒なので、基礎知識をレクチャーしてもらいながら、安心安全な山登りを楽しめますよ。
関連リンク:おひとり様登山のメリットとデメリット。仲間の集め方
関連リンク:『 登山 計画 』の立て方は?
コースタイム で 登山 の 難易度 をはかる
往復4時間 ハイキング 練習 らくちん
往復6時間 軽登山 初級者 足にくる
往復8時間 登山・富士登山 中級者 体力が必要
12時間 アルプス縦走 上級者 アスリート
タイムは目安です。休憩時間は含みません。成人男性が、登山用の荷物を背負って登頂できる時間です。
体力に自信がない私の場合は、「コースタイム」+「道中の休憩30分」+「昼食30分」を目安に計画を立てています。
最初は無理せず、往復4時間程度の低山を登るとよいでしょう。
筑波山や高尾山は、2~4時間もあれば登れます。
普段運動していない方にとって坂道を2時間登るのは苦行ですが、登りにロープウェイを使い、下りだけ山道を通る選択肢もあります。下りだけでも登山気分が味わえるので、初心者にオススメです。
コースタイムを把握するのは、とても大事です
出発時間
登りにかかる時間、休憩時間、下山にかかる時間
帰りの交通手段の時間
を考慮した上で、計画を立ててください。
たとえば……『朝の6時出発。3時間かけて登山口へ。 往復4時間の山へ登り、16時に予約した宿へチェックイン』という予定を立てたとします。
6:00にマイカーで家を出発し、予想外の渋滞に巻き込まれて10時到着。そこでアクシデント発生。行楽シーズンで駐車場が満員。少し離れた駐車場からスタートするハメに。とほほ。
ようやく11時から登り始めますが、子供がぐずって14時に登頂。15時まで休憩。気がつかないうちに、お腹も空いてきました。17時に下山した時には(この時点で、山は暗くなってます)「あ! 宿の予約の時間が過ぎてる!」ということになりかねません。
ワンポイントアドバイス
朝早く登り始めるのは、余裕を持って下山を行うため。
山には照明がないため、日が陰ったらあっという間に暗闇に包まれます。日が暮れる前に下山する(山小屋に着く)のが、登山の鉄則です。
コースタイプ で 登山 の 難易度 を考える
往復タイプ : 登りと下りで同じ道を辿るコース
良いところ : 道に迷わない
悪いところ : 同じルートを通るので、行程が単調になりがち
周回タイプ : 登りと下りでコースを変えて登るタイプ
登りは標高差のない登山口を選び、下りはルートを変えて景色を楽しむ。
行きはバスで向かい、帰りは駅近くに下山するなど様々なプランを立てられるのが魅力。
良いところ : 交通手段を自分で選べる。行程に変化があり楽しい。
悪いところ : ルートを調べる必要がある。道に迷う恐れがある。
縦走タイプ : 初心者はできれば避けたほうがよい
山を登ったら下山せず、別の山へ向かうテクニカルコース。
低山でも山と山が繋がってることが多く、縦走をふまえた登山コースが紹介されていることがある。
山を満喫できて山中泊を体験できるが、行きと帰りで別の山に向かうため交通手段が限定される。(駐車場や駅から離れてしまう)
関連リンク:宿泊プラン から 登山計画 を立てる
ワンポイントアドバイス
往復タイプの場合、下りは登りの三分の二の時間で下山できます。
周回コースは行きと帰りでルートが違うので、下山する方が時間がかかる場合もあります。
コースタイムをきちんと計算した上で、登山計画を立ててください。
標高 で 登山 の 難易度 をはかる
1000M前後 低山 やさしめ 日帰り可能
2000M級 中級 ふつう 日帰り可能/一泊
3000M級 高山 むずかしい 小屋泊・テント泊
初心者は1000メートル級の山に挑戦しましょう。
初級でキツイと感じたら、無理せず低山で練習を積んでください。
ワンポイントアドバイス
日本で一番低い山は、天保山4.5メートル。一番高い山は、富士山3776メートル。高山と呼ばれる山は、富士山と御嶽山で、他は日本アルプスの山々。1000メートル級だと、三つ峠、天城山、茅ヶ岳などがあります。
日帰り山あるきベスト130 関東周辺 (大人の遠足BOOK)
難所の有無 で 登山 の 難易度 を知る
道の整備具合
登山道や階段などが整備されていて歩きやすいか 確認することが需要。
舗装されている必要はありません。登山コースとして、雑誌やネットで紹介されているかを目安に。案内板や、登山者向けのマーカーがあるかどうかもチェック。山によっては目印も何もない、獣道を通る場合があります。
ケーブルカー、ロープウェイがあるか
歩き以外の登頂手段があるのは、初心者には大変心強いですよね。
私も最初はケーブルカーを使って、高尾山の山頂まで登って、帰りだけ登山道を通って、山登りの気分を味わっていました。
怪我をした時のエスケープルートにも使えるので、要チェックです。
トイレ
売店や神社、お寺などがない限りは、山にトイレはない と思ってください。
あっても有料の場合が多いです。トイレの有無を必ずチェックしてください。死活問題です。
休憩、補給、給水ポイント
水場や、休むためのベンチ、高山の場合は小屋があるかどうか。自販機が置いてある山の方が珍しいので、こちらも要チェックです。
ガレ場、岩場、クサリ場
登山道は平たんではありません。岩が敷かれたガレ場を登ることもあります。
岩山だとクサリを使い、背の高い岩場を登る必要があります。難易度が上がるので、初心者や体力のない人は避けた方が無難です。
沢
沢渡りが必要になる山は、上級者向けです。初心者は挑まないように。
ワンポイントアドバイス
難易度の高いコースに挑む場合は、途中で下山できるような迂回路があるかチェックしましょう。富士山は、6合目までいけば下山路を利用できます。
まとめ
初心者でも登りやすい山の難易度をまとめると……
コースタイム往復4時間、1000M前後の低山、整備された登山道、ロープウェイがある。
ということになります。
そうはいっても、どんな山があってどの程度の難易度なのかわかりませんよね。そんなときは、『 日本百名山 』で、検索してください。
山登り初心者さんでも登りやすく、名所や見所もたくさんある美しい山がたくさん紹介されていますよ。
続けて読みたい: 登山シーズン は いつ? おススメの 季節 は?
続けて読みたい: 宿泊プラン から 登山計画 を立てる
続けて読みたい: ハイキング, トレッキング, 登山 の魅力