登山 入門

山の天気。雨 の時はどうすればいいの?

山と天気 の関係についてまとめると

山の天気,雨

 

まとめ

  • 夏 の 大気 が安定している日 に 山を登るのが ベスト。
  • 天気予報 は、風上 ( 風が吹いてくる側 )の 天気 を見よう。
  • まったくの初心者は、雨 の登山 を控えましょう。

 

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山の天気 が 変わりやすいのは どうして?

山の天気,雨

突然の雨、困ります

 

山の天気が変わりやすいのは、
斜面に向けて上昇気流が発生するため。

 

地表の湿った空気が吹き上げられて、
山の上で 雲 になります。

雲が発生する場所に向かって登っていくわけですから、
山は雨が発生しやすくなります。

 

天気予報 を見るときは

「大気が安定してるかどうか」チェック

 

「強い寒気が 上空に入ってくる 」という予報が立っている場合は
大雨 や 雷 が発生しやすいので、登山を控えましょう。

 

季節 ごとの 天気

春 と 秋 の 山 の 天気

山の天気,雨

 

暖気 と 寒気 がぶつかるこの時期は、
大気が不安定になりがちです。

 

春 は梅雨があり、秋 も長雨が発生します。

涼しくて山登りには最適ではありますが、
天気が変わりやすいので 注意 が必要です。

 

夏 の 山 の 天気

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日本中が高気圧に覆われる季節で、
雨雲 が入ってこられません。

 

そのため
夏 は 登山シーズン と呼ばれてます。

 

ただし、熱中症に注意したいですね。

こまめな水分補給を!

 

参考リンク: 上手な 水分補給 の 仕方 を教えて

 

冬 の 山 の 天気

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冬型の気圧配置になると、
日本海側では大雪になります。

太平洋側は晴れが多いですが、
山は気温が低くて雪が降りやすいです。

 

雪山 は上級者向けなので、

初心者は登山を控えましょう。

 

参考リンク:登山シーズン は いつ? おススメの 季節 は?

 

天気予報 の 見方 を教えて

山の天気,雨

天気予報をチェック

 

山の天気は変わりやすいので、
ウェブ上の天気予報は参考程度に。

 

山の天気を知りたい時は、風向きを見て、
登山ルートが風上(風の矢印 の尻尾側。上昇気流が発生)にあるか、
風下(風の矢印の頭側。下降気流 が発生)にあるかチェック。

 

風上に雲 が発生しやすいので、
風上が晴れているなら
その日の天気は期待してもいいでしょう。

風上に湿った空気 がある(曇り,雨)なら、山の天気も荒れます。

 

ワンポイントアドバイス

2000M 以下の低山では、風が山を越えてきます。

風上は雨だけど 風下にいるから晴れるだろう……
と思っていると、雲が風下に降りてくることがあるので注意です。

 

雲 の 見方 を教えて

山の天気,雨

 

雲から天気を予測することを『観天望気』といいます。

素人でもわかる ハッキリとした 雨の兆候 について説明します。

 

登山者に役立つ観天望気 ~雲を読み、山の天気を予測する~ [DVD]

 

積乱雲( 入道雲 )

山の天気,雨

 

夏に発生しやすい、
雷をもたらすソフトクリームみたいな雲です。

 

積乱雲 が山に発生していたら
登山 は控えましょう。

朝から発生していたら注意。
時間が経つごとに大きくなり、豪雨になる恐れがあります。

 

笠雲

山の天気,雨

 

悪天候の象徴で、
山が笠をかぶるようにして発生します。

 

さまざまな種類があって一概には言えませんが、

「笠雲がかかっているから荒れそう」
と思えば間違いありません。

 

雨 の日 は 登山 を 中止したほうがいいの?

山の天気,雨

 

登る山と、登山の経験によって異なります。

はじめての登山で心配なら、
雨の日 は登山を中止しましょう。

山は逃げないので、天気のいい別の日に行けばよいのです。

 

山登りABC 山の天気リスクマネジメント

 

 

山の天気,雨

 

装備を整えており、周りが木々に囲まれている山に登るなら、
ある程度の雨は気にしなくていいでしょう。

ただし足元がぬかるんだり、土砂崩れの恐れがあるので油断は禁物。
雨 が止むまで 山小屋や、木陰で休むのもいいでしょう。

 

山の天気,雨

 

身を隠す森がない岩山や、森林限界を超える山を登る場合、
雨の登山は中止しましょう。

 

山の上は風が強く、地表と比べて気温も低いです。
雨に濡れた体のまま過ごすと、低体温症で命を落とす危険があります。
30分、冷気に身をさらすだけで命に関わります。注意してください。

 

ザックカバー の ススメ

山の天気,雨

 

天気予報 で100%晴れ の予報だとしても、
雨具 は必ずもっていきましょう。
霧が発生することがあります。

 

霧 だと侮っていると、全身がずぶ濡れになり低体温症が起こります。
ザックが濡れると着替えや食料まで濡れてしまいます。

 

それを防ぐのが『ザックカバー』です。
ザックを買うなら カバー付きの登山用ザックを購入しましょう。

 

 

ザックカバー,おすすめ
イスカ(ISUKA) デイパックカバー 30リッター

 

関連リンク:ザックカバー の おすすめ を教えて!

 

登山 で 雨 に降られたら レインウェア を使おう

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山道は狭く、傘をさすと片手がふさがって
トレッキングポールを持てません。

ほかの登山者の邪魔にもなるので、
登山道で傘を差してはいけません。

長時間 待機する必要がある場合は、
山小屋など屋根のある建物に避難しましょう。

 

 

登山における雨具の代表は、
レインウェアです。

おすすめのレインウェアについては、
こちらのカテゴリーでまとめています。

 

登山,レインウェア,選び方
ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット

ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット Women's

 

関連リンク:登山 用 レインウェア の選び方

 

山 で 霧 が発生した!

山の天気,雨

霧の富士山

 

山ではよく 霧(ガス) が発生します。

霧(ガス) が発生すると視界 が悪くなり、
案内板 を見落としがちになります。

ルートの分岐点 を見過ごして別の山に登っていた……
なんて体験をした友人もいました。

 

メートル 先も見えないような霧が発生したら、
晴れるのを待ったほうが賢明です。

 

山 で 雷 が ゴロゴロ鳴り始めた!

山の天気,雨

 

山の雷は危険です。

地表とは違い、落雷ポイントが木々と人間(!)
しかないので、雷があなたを襲ってくる恐れがあります。
積乱雲が発生していたり、雷予報が出たら登山は控えましょう。

 

近くで 雷 が発生したら

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遠くに 雷鳴 が聞こえたら、近くの 山小屋 に避難してください。

稲光 が見えた場合は、
すぐさま退避行動をとりましょう。

 

斜面を降りて、可能な限り姿勢を低くする。

高い木の近く、大きな岩の近くには近づかない。

 

岩や木から3メートル以上は離れましょう。

雷 は背の高いものに落ちてきます。

 

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落雷 の際、近くにあるモノ、人に向かって 放電 してきます。

これで防ぎきれるわけではなく、落雷の可能性を低くする方法です。

雷 が近くにきたら、山小屋へ避難します。

 

まとめ

山の天気,雨

山の天気は変わりやすく、初心者には予測が困難。

当日に雨が降っているようなら、登山を中止しましょう。

 

 

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